Clubhouseタウンホール(2/21開催)完全日本語訳

毎週月曜日午前8時のタウンホール・ブリッジでは、Clubhouseのクリエーターを招いて、創業者によるタウンホールの解説やコミュニティ構築のコツを共有しています!本日(2月21日)開催されたClubhouse Townhallの完全日本語版となりますので、ご参考にしていただければ幸いです。– Translation by Chisa Harrison

今週のクラブハウス内でのハイライト

クラブハウスではリアルタイムで人々が集まり、同じ空間、同じ経験を共有し、コミュニケーションというアクションを通してお互いをサポートし合うとてもパワフルな場所となっている。
今週は特にこの「コミュニティーアクション」が強調される出来事が多く見られた。

・数千人の日本のユーザーが、クラブハウス使用中にマグニチュード7を超える地震をリアルタイムで体験し、地震が起こった直後は若干混乱があったものの、すぐに助けを必要としている人たちのために活発にやり取りが行われていた。
・昨年の間だけで500万人を超える女性が意思に反し職を失い、危機感を感じたユーザーたちが声を上げ、女性の地位向上へ向けての活動が見られた。
・10年以上起業家としての経験を持つBrit Morinが、3/1からスタートするBrit & Co主催の女性向け「Selfmade」コースへの奨学金制度をオファーしている
・弁護士で政治家でもあるGirls who codeの創設者Reshma Saujaniが 雑誌Glamourの編集長Samantha Barryと共に「Marshall Plan for Moms」へ政府からのサポートを得るためプロモーション活動を行っている。
・インスタグラムのインフルエンサーであるTina Craig、BryanboyとSusie bubbleが共同で、現在多発しているアジア人に対する差別行為に声を上げるキャンペーンを行った。
・昨日、Jaeson MaやDrue Kataokaをはじめ、クラブハウス創設当初からの長期ユーザーたちが、アジア人に対する差別行為に対し具体的に何ができるのかディスカッションするトークルームをホストした。このセッションが終わる頃には1万ドルを超える寄付金が集まった。
・大寒波に見舞われ死者も出ているテキサス州のオースティンへ物資を支給するため、Edward Castilloが先頭に立ちクラブハウスコミュニティー内で支援活動が行われた。
・本日PT15時よりキックオフされるのは、Noelle Chestnet Whitmoreが率いる募金活動。一週間に渡り行われ、全ての寄付金は救助・普及活動にあたるテキサス州の自治体へと寄付される。ハッシュタグ#CHLovesTXの元、クラブハウスでは様々なルームが開かれる寄付を募る予定。リアルタイムで助けを必要としている人のため、異なるコミュニティーから人々が集まり一丸となって素早く行動を起こしていく様はクラブハウスならではだと思う。
・今週は「Black History Week」の最終週。クラブハウス上でも様々なクリエイターたちが、黒人差別撲滅のために立ち上がり功績を残した歴史上の人々を讃え、黒人の地位向上のための意識を高める活動を行ってきた。
・来週のタウンホールでのハイライトでは、是非ともこの「Black History Week」にスポットライトを当て、素晴らしい活動を行ってきたクリエイターたちの活動内容を紹介したいと思っている。

プロダクトディベロップメントについて

現在ユーザー数は世界中で1千万人を超え、未だスケーリングとインフラの整備が最優先事項となっている。

全てが流動的で、今のところ二週間先のスパンでしかプロダクトリリースの予定を立てるのが難しい状態。既にアナウンスしたリリース予定のプロダクトやその他作業が遅れをとっているため、申し訳なく思っている。現在、活発的な採用活動を通しチームの増員をすると共に24時間体制で対応に当たっているので、引き続き辛抱強く待っていてほしい。今週はリリースを予定しており、上記の理由で変更になる可能性もあるものの、今のところユーザープロフィール及びクラブページのリンクシェアを可能にしたり、クラブメンバーが一回限りのイベントや定期イベントを開きやすくなるようなクラブ内機能のアップグレードを考えている。

Q&Aセッション

モデレーターの評価

Question:経験豊富なモデレーターをより評価しやすいよう、モデレーターの経験値を可視化できるようなシステムや、そういったモデレーターたちが属するクラブやトピックスの域を超え活動の場を広げていけるような構造を作ってみてはどうか。

Answer:現状、個々のレベルで沢山のクリエイターたちが他ルームや他クラブでゲストとして登壇するなどクラブの垣根を超え活動しており、我々もこういった経験豊富なモデレーターをサポートしていきいたいと思っている。モデレータースキルの高いクリエイターたちはクチコミにより自然と多くのユーザーに知ってもらえるだろうし、プロフィール画面やモデレーターとして参加したルームにて自分を宣伝することも可能だろう。クラブハウス側からの公式なサポートとしては、例えばモデレータートレーニングを提供し、受講終了したことをバッジやラベルなど何かしらの形で可視化するような案も上がっている。また、マッチング機能によりモデレーター同士がお互いのルームにゲスト参加したりルームを一緒にホストするなどコラボしやすくなるような環境作りも案として考えている。最近、企業側からトークルームを開く際モデレーターの役を担ってくれる最適な人を紹介して欲しいというような問い合わせが来たり、クラブハウス上でのイベント開催に特化したプロダクション会社ができたりと、スピーカー vs リスナーというダイナミックを超え、より多様な形で企業とクリエイターたちがクラブハウスというプラットフォームを使い活動の場を広げていっていることはとてもいいことだと思っている。

モデレーターバッジ

Question:モデレーターバッジ付与やモデレーターのステータスレベルについて先週も触れられたが、この点につきより詳しく意見を聞きたい。

Answer:クラブハウス創設当初はモデレーター機能はなく、話をしたい人がスピーカーとなり、スピーカーがオーディエンスから更にスピーカーを呼び、一つのルームに何十人ものスピーカーが存在していたり、元々立てたトピックからディスカッション内容が大きく脱線するなど混沌とするケースがよく見られていた。その後すぐにモデレーター機能を追加し、ルームをスタートしたユーザーがモデレーターとなり、モデレーターのみがオーディエンスからスピーカーを呼ぶ、そしてスピーカーをオーディエンスに戻すことができるようになった。ルーム内の秩序を守りコントロールしやすくするため、モデレーターは1人ないし2〜3人が最適だと思っている。モデレーターが何十人もいるルームをよく見かけるが、スピーカーに対しリスペクトを示す意味合いでモデレーターバッジを付与する傾向もあるようだ。誰を、そして何人モデレーターにするのかは最終的にクリエイターの自由ではあるが、必要以上のモデレーターを作ることで、最初にモデレーターだった人がルームから退出させられてしまったり、ルームを終了させられたり、ルームのトピックからディスカッションが大きく脱線してしまう可能性があるのでおすすめできない。モデレーターを増やすことでそのルームへのオーデェインスが増えることはないし、モデレータの評価が上がることもない。モデレーターバッジをオーディエンスからは見えなくしたり、モデレーターに異なる権限レベルを設けたり、以前から様々な案が上がっているが、モデレーターバッジに関してはまだ検討の余地があり、最終的には全てのモデレーターに関するフィードバックを加味して今後どのように対応していくか決めていこうと思っている。

マネタイゼーション

Question:マネタイゼーションについて;評価したいルームのクリエイターに直接チップの支払いをできるようにするのか、ルームに対して支払いできるようにするのか、具体的にマネタイゼーション機能をどのように運営していく予定か。

Answer:一番シンプルなのは、リスナーそれぞれが一番ディスカッションに貢献し評価したいと思うスピーカーを選びその人に直接チップを支払う方法だろう。ルームに対しての報酬制度を作ると、金銭的な目的だけでスピーカー席に登壇しディスカッションには貢献しないユーザーが出てくるかもしれないし、現状でもフォロワ−を増やすためこのような行動をとるスピーカーもいる。また、モデレーターが各スピーカーやゲストにその報酬額を割り振ることにもなり、何を基準に誰がいくらもらうのかなど、プロセスが複雑になり過ぎる。そもそもモデレーターやスピーカーはクリエイターとしてルームで意義のあるトークを展開していく立場なのに、そこに金銭的な面での役割を追加するのは違和感がある。マネタイゼーションに関しては上記以外にも考慮すべき点が多くあり、今後慎重にロールアウトしていく予定。ユーザー全体に提供する前に、まずは期間限定で小数人のユーザーを対象に試験的に導入し、そこから得たフィードバックを元に改良しながら徐々に進めていきたいと思っている。

スポンサーシップ

Question:クリエイターが企業やブランドからのスポンサー料を得てクラブハウスでルームを開くことに対してどのように思っているか。

Answer:ぜひ企業によるスポンサーシップはサポートしていきたいし、今後導入する予定でいるクラブのサブスク制度やコンサートなどの一度限りのイベントに支払うチケットなど、マネタイゼーション方法として挙がっている中の一つでもある。
企業がクラブハウスで活動していく上で、クリエイターたちとコラボし多くの意義のあるトークをしてくことは、リスナー含め全ても人たちにとってポジティブなことだと思うし、クラブハウスとして公式にどのようにサポートしていけるか考えている。

クラブハウス通貨

Question:クリエイターにチップを支払う際ある特定の通貨やコインが使われると聞いたが、これらはクラブハウスとアフィリエイト(提携)関係にあるのか。クラブハウス内で使える通貨を今後作る予定はあるか。

Question:この質問でどの通貨やコインを指しているのか明確ではないが、こういった通貨はクラブハウスとアフィリエイト関係は全くなく、これらを使うことはリスクを伴うため推奨できない。今後マネタイゼーション機能を導入していく上で、クリエイターたちが直接支払いを受けることができるツールはもちろん作っていくが具体的にどのような形になるのかはまだ検討中。

クラブ申請却下

Quesion:クラブの運営者が、新たにクラブ申請をすると却下されるといった噂があるようだが実際どうなのか。

Answer:却下されることはないし、一人のユーザーが複数のクラブを運営することは可能。今後クラブ申請をアプリ機能に組み込む上で、一つ可能にしたいと思っていることは、クラブ開設後、ルームを開かない、もしくは開く頻度が少ないなどアクティビティーの少ないクラブが活発に活動するクラブの妨げにならないよう、クラブを検索した際活動がない・少ないクラブが検索結果の上位に上がってこないようにデザインする。クラブの活動頻度や開催したルームのリスナー保持率、フォローしているユーザーがどれだけ自分が運営するクラブのメンバーとなっているかなど、クラブ検索時に表示されるクラブのランキングをどのようにアルゴリズムに組みこんでいくかは今検討中で、最近ディスカバリー関連に特化するエンジニアの人員も増えたため、この点含め開発を進めている。

プロフィール画面

Question:自分が運営するクラブをプロフィール画面上より見やすくできないか。また、他ユーザーのプロフィール画面から自分のクラブへ招待できるようになるのか。

Answer:現在プロフィール画面上表示されているクラブはアイコンのリストだけで確かに見にくい。今後クラブリストの中からメンバーとして参加しているクラブと自分が運営に関わるクラブを明確に区別化できるようプロフィール画面を改善していく。また、クラブの申請プロセスを今後アプリ上でできるようにするが、プロフィール経由で申請するのか、Topic directory経由になるのか、設定画面上になるのか、なども考慮しながらリリースに向けて準備している。ユーザープロフィール画面から自分のクラブへ招待する機能も今後導入していきたいが、段階的に行う予定で、まずは自分がホストしているトークルームのオーディエンスからプロフィールを見て気になる人をクラブに招待できるようにし、その後プロフィール画面を含むルーム以外の場所から紹介可能にしていきたい。ここでのポイントはクラブに招待できるのは自身がフォローしている人のみ。そして複数のクラブを運営するクリエイターもいるため、招待する際はどのクラブへ誘導しているのかを明確にできるツールにする。

プライベートなコミュニケーションの場

Question:クラブハウスを企業や学校など組織がコミュニケーションを取るプラットフォームとして使えるのかどうか。実際に参加している企業はどのようにクラブハウスを使っているのか。

Answer:現在沢山の組織がすでにクラブハウスを活用してくれている。例えば一つの企業が一つのクラブを作り、プライベート設定にすることでメンバーシップやトークルームなど全てをプライベートな環境の中運営することができる。その組織に属する大規模な社員や生徒のグループをメンバー登録したい場合、クラブハウスにまだ登録していないメンバーがいたり、大勢のメンバーに向けてトークルームのリンクをシェアしカレンダーにイベントの追加をしたりとやることが沢山あるので、クラブハウスに直接連絡してもらえればサポートできるだろう。

ソーシャル&プライベートルーム機能

Question:ソーシャルルームとプライベートルームの機能について今後仕様変更を考えているのか。

Answer:トークルームをスタートする際のデフォルトは全てのユーザーがアクセスできるオープン設定となっているが、ソーシャルルームもしくはプライベートルームに変更できる。プライベートルームは招待した人のみが入室できるルームで、ソーシャルルームは自分がフォローしている人だけが呼べる。ソーシャルルームを使っている人はまだそこまで多くはないが、フォローしている数が増えれば増えるほどよりソーシャルルームの特性を活かした使い方ができると思う。今後、例えばリアルタイムで誰がプライベートルーム及びソーシャルルームを開いているか検索できるようにするなど、タイミングとしては次次回リリースよりは後にはなると思うが、機能を追加しユーザビリティーを上げていけると思う。また、現在採用を積極的に行っているので、これらのアップデートを手伝ってくれる人は是非クラブハウスのポジションに応募して欲しい!

チャット機能

Question:トークルーム内でチャット機能を追加し質疑応答できるようにする予定はあるのか。

Answer:オープンチャット機能は今のところ導入することは考えていないが、テキストで質問できるような機能はスパムなどセキュリティー面で気をつけることがあるもののいいアイデアだと思う。また、DM機能も考えてはいるが、ユーザー誰もがDMを送れるようにするのか特定のユーザーのみ許可を与えるのか、トークルーム内のみDM送信可能にするのか、トークが終わった後にもコンタクト取れるようにするのかなど、考慮すべきポイントはあるが、何かしらのテキストツールを使い質問できるようにしていく。

スピーカー拒否機能

Question:スピーカーとして呼ばれた時、「Do not disturb」サインを使い拒否することは可能か。

Answer:現在、モデレーターからスピーカーとして呼ばれた場合、リクエストを断るボタンはある(”May be later”)。マルチタスキングしながらルームにリスナーとして参加したり、スピーカーに気を遣うことなくルームの入退室が行えるなど、クラブハウスではユーザーが自分に合った自由な使い方ができる場所なので、もちろんスピーカーとして呼ばれても断ることに全く問題はない。そもそもモデレーターからのリクエストを断らずして、そういったリクエストが来ないようにする機能があったら確かにいいと思うので検討したい。

ルーム表示

Quesion:ホーム画面で見えるルームは何を基準に上がってきているのか。特定のルームを表示させたり逆に表示させないような操作はできるのか。

Answer:いいアイデアなので検討する。

ルーム概要

Quesion:トークイベントがスタートした後もそのルームの概要を見れるようにして欲しい。

Answer:現在スケーリングとインフラ整備を優先的に行っているため焦点を当てられていないが、今後そういった機能追加はしていく。

フォロー経路

Quesion:自分をフォローしてくれ人がどうやって自分を見つけたかフォローの経由を知りたい。

Answer:質問の意図が明確ではないので解答しづらい。例えば、トークルームにフォロワーを呼ぶ際、どのような経由でフォローしていくれたかが分かれば、そのルームのトピックにより興味を持ってくれそうなフォロワーを呼べるのではないかと質問の意図を仮定したとする。恐らくこの場合どのようにフォローされたかではなく、トークルームを直接的にTopic directoryのトピックと関連付けることで、よりそのルームに興味を持ってくれるオーディエンスを集めることができると思う。

トーク内容のストリーミング

Question:クラブハウス内でのトーク内容を他の媒体でストリーミングしている人がいると聞いたがこれについてどう思うか。

Answer:トークルーム内のスピーカー全員の許可を得ずにトークをクラブハウス内でストリーミングすることは規約に反する。昨日、一人のユーザーがフィードで表示されるルーム全ての会話を外部のウェブサイト上でストリーミングしていたことが判明し、規約通りこのアカウントはブロックされた。規約違反とはいえ、トークルーム内のディスカッションを誰もが録音することは可能であるため、ディスカッション内容がクラブハウス外でシェアされることを防ぐためには、そのルームに誰が入るかコントロールできるプライベートルームを使うなどしないと100%防ぎきれないかもしれない。クラブハウスとしては、前述のようにスピーカーの許可なくトークの内容が外部に漏れた場合、そのアカウントはバンする対応を取っている。

詐欺防止策

Quesion:マネタイゼーション機能を導入していく上で、Scams(詐欺)を防ぐためどのような措置を取る予定なのか。

Answer:もちろんそれ相応のセキュリティー対策を施した機能にするし、詐欺行為や規約及びコミュニティーガイドラインに反することがあった場合直ちにこちらに知らせて欲しいし、厳しく罰することになる。クリエイターたちがクラブハウス上でビジネスを構築していくためマネタイゼーション機能の重要性は高いが、同時にマネタイズに伴うリスクも自ずと増えるため、すぐに一般公開するのではなく、限られた一部のユーザーを対象に今後慎重にロールアウトしていくつもりだ。

危険なトーク内容の検出

Question:クラブハウスのユーザーが世界中に広がり、数えきれないトークルームが毎日開かれる中、どのように危険な思想を含むディスカッションを検出していくのか。

Answer:アプリのユーザーインターフェイスは現在英語のみだが、実際にユーザーは様々言語でアプリを使っている。今カスタマーチームを多言語に対応できるよう強化しており、英語以外の言語でディスカッションが行われているトークルームの内容を把握できるようにしていく。次のステップとしてユーザーインターフェイスをローカライズすること、更にでインターナショナルチームを作り、各言語、各国に特化したサービスを提供できるようにしていきたい。

センシティブな内容のディスカッション

Question:メンタルヘルスについてディスカッションする際、センシティブな内容であるがため、どのような安全対策を取っているのか。

Answer:まず、メンタルヘルスやウェルビーイングについて様々なディスカッションが行われており、オーディオプラットフォームならではの、外見や環境を気にせず相談できる場や、セラビーやメディテーション、アドバイスがリアルタイムで提供できる場所など、多くのサポートグループが生まれていて大変嬉しく思っている。セーフティー面からは、例えばそういったトークルーム内で自傷行為がありクラブハウスに通知が合った場合、最優先項目として調査を行うし、ルーム内でも迅速に対応できるようなリソースを提供できるよう今チームで話し合いが行われている。

通報ユーザーリスト

Quesiton:ブロックやレポート(通報)されたユーザーのリストが見れるようになるか。また、ミュートにしたトークルームが再び表示できるようになるか。

Answer:自分がブロックしたユーザーをリスト化しブロックの解除をするなど、特定の人を検索せず一括管理できるようにする機能を今デザインしているところ。「ミュートしたトークルーム」が、自分がブロックしているユーザーがスピーカーとして参加しているルームを指しているのであれば、ホーム画面フィードの一番下にブロックしているスピーカーのルームのリストが見れるようになっている。フィード上表示したくないルームを右スワイプによってHide(隠す)ことを指しているのであれば、「undo」をタップすることで再び表示させることができる。ちなみに、ある部屋をHideし、更に別の部屋をHideしundoをタップした場合、一つ目にHideした部屋はundoできずこの部屋は再び表示されることはない。今のところこの機能に変更予定はないが、今後フィードバックが増えるようであれば検討するかもしれない。

アプリでのクラブ申請

Question:アプリ内でクラブ申請が行えるようになるのはいつか。

Answer:流動的ではあるが、今週またはその次に予定されているリリースに間に合うようにしたいと思っている。ただ、現在ユーザーが急激に増加していることから、ユーザーエクスペリエンスを最重要項目としてインフラの整備にフォーカスしているため、残念ながら予定が変更になる可能性がゼロとは言えない。

オーディエンス人数制限

Quesion:トークルームのオーディエンス人数制限について;現在このルームには8千人以上のオーディエンスが集まっているが、人数制限が無くなった際、例えばコンサートや記者会見など、どのような大規模なイベントをサポートしていきたいと考えているか。

Answer:クラブハウスがスタートした頃は、数百人一つのルームに集まっただけで誰もが驚いていたのが、今では、千、二千、三千、と規模がどんどん大きくなり、その都度プラットフォームが耐えられるよう開発スピードに合わせて制限を設けてきた。現在のスケーリングでは8千人まで対応可能となっているが、今後は人数制限をなくし無限にオーディエンスが入れるようにしたい。一方で、クリエイターがオーディエンスサイズをコントロールできることも重要なため、トークルームの用途や目的に合わせ少人数制にするのか大勢のオーディエンスにオープンにするのか、今後も選択肢は設けていく。今後はコンサートやミュージカル、スポーツの試合後の記者会見や選挙まで、大規模なイベント開催がクラブハウスで可能となるだろう。オーディオプラットフォームは今凄まじいスピードで進化を続けている。我々はポッドキャストにインスパイアされ、オーディオアプリケーションを構築した。ポッドキャストはとてもいいオーディオプラットフォームではあるが、インタラクティブではないし、録音してから視聴者に届くまでタイムラグがあるため、ラジオのようにライブでニュースを届けることはできない。クラブハウスではスピーカーとリスナーが対話できるし、今後ルームのオーディエンスサイズが上がることで、リアルタイムで大規模なイベントが行えるようにもなる。クラブハウスの今後の可能性はとてもエキサイティングだし、これからもユーザーからのリアルな声を元により良いプラットフォームとなるよう一緒に考え構築していきたいと思っている。